違うことをしないこと
本日は、よしもとばななさんの著書
「違うことをしないこと」を読んで感じたことを記しておきたいと思います。
嘘をついてしまうと、嫌な気持ちになったり、本当は自分がしたくないことを無理にやろうとすると、変に力が入ったりするようなことは誰でもあるのではないかと思います。
そういうことをしそうになってしまった時、立ち止まってよく自分を見つめることが大切だと、感じます。
例えば、「嘘をついてはいけない」と思いながらもつい、嘘をついてしまった。
そして、その嘘が明らかになり、誰かも、自分も不快な気分になってしまう。
そのようなことは、自分もたくさんあったし、そのような、経験をしたことがある方は大半ではないでしょうか。
嘘をつく理由はなんでしょう??
偽ることで、自分を優位に立たせるようにしている。
偽ることで、何かのプレッシャーからにげている。
など、自分本意のものが多いのではないでしょうか?
本来の自分を生きるには、そのような「違うと思ったことをしない」ことが大切だと思います。
そもそも、じゃあ「本来の自分」って何?ということになると思いますが、生まれ持ったものが、人それぞれあるというところが、本来の自分だそうです。
要するに赤ちゃんの頃の自分ですね。
世の母親は、「あなたは小さい時から、そうだった。」とか
「そういうところでよくムキになるよね。」とか、言ってくれると思います。
そういうところに、「本来の自分」を読み解くヒントがあるそうです。
私の場合、母に言われて印象的だったのは、何年も同じ仕事をしていて、ようやく芽が出始めたときのことでした。
その時に「あなたらしい」と、お母に言われました。
確かに、自分は器用なタイプではないので、不器用だが、続けていくことが大切だな、と改めて感じました。
世の中はノイズが多すぎるから、自分を見失ってしまうことも多々あると思います。
そんな時に、本来の自分はどうしたいのかを考えるだけでも、落ち着いて自分がどうしたいのかが見えてくるのではないかというふうに思います。
なにかしようとした時に、「変に力が入る」
「なにか違う気がする」というのは人間が持っている不思議な危険を回避できる能力ではないかと思います。
それを察知して、より良い方向に、自分が生きたいように人生を変えていけたら素敵ですね。
なにかに、イライラしてしまうような時も、
「おそらく自分が何か違うことをしているからだ」というふうに冷静に自分を見られると良いかもしれませんね。