子育てで悩んでいる方へ
「子どもと喧嘩になってしまう。」
そのような方は、とても多いような気がします。
職業柄そのような相談をいただくことがたくさんありました。
どうして、子どもと喧嘩になってしまうのか?
原因を聞いていくと、
「つい、怒ってしまう」
という母親が多いです。
人間の意識のコントロールしている部分は全体の5%で95%はコントロールができない無意識の層らしいです。
だから、つい、怒ってしまい、その後後悔する。それも当然のことですね。
自分が悪いのでは、ありません。
そこで、悲観的になる必要はありません。
ただ、自分の気持ちをコントロールできていないだけです。それを受け入れると心が楽になると思います。
またやってしまったと、後悔することはありません。
次から、試してほしいと思うことがあります。
怒りがこみ上げてきたら、自分が今、どんな表情をしているか、客観的に想像するということです。
怒ってもいいのです。
怒っていると認識することで、その後の行動を変えることができます。
そこで、もしネガティブな言葉が出そうになったら、
言い換えることを意識してください。
「早くしなさい!」
言い換えると
「○分までに遊ぶのは終わらせてくれると嬉しい。」
「食器を片付けなさい!」
は
「お手伝いしてくれると嬉しいな。」
というふうに、自分の感情を伝えていきます。
子どもに気分が悪くなることをされてしまったとは、
「お母さん悲しい」です。
「バカヤロー!」は子どもの心を閉ざす言葉です。
なぜ、そのようなことをしたのか、素直に話してくれなくなるでしょう。
よく、相談に乗っていると、自分も親に厳しく育てられた。
今では感謝している。だから、子どもにも厳しくしたい。
そう考えている方もおられます。
それはそれで、とても素敵なことだと思います。
ただ、大人になって本人が気がついたら良いと思いますが、そうならなかったらそれこそ悲しいですよね。
「子どもは親の言った通りに育ちます」
ネガティブな言葉を受け続けた子どもは自信がなくなり、自己肯定感が失われていきます。
無限の可能性を持った我が子の可能性を自ら無くしてしまうこともありえるのです。
乙武国広さんの母親は手足のない我が子を見て
「なんて可愛い子なの!なんでもあなたは出来る子よ!」
と本人に言い続けていたそうです。
その母親の愛情があったから、立派に自立した大人に成長したのだと思います。
子どもは自分のいうことなんて聞かなくて当たり前です。
だって、人間は誰もコントロールすることなんてできないのですから。
自分もコントロールされて、なにかやらされるのは辛いですよね。
本人が本当にやりたいこと、考えていることを引き出してあげましょう。
「ゲームがやりたい!」
そう答えるかもしれません。
そこで、
「勉強しろ!」ではなく。
「何時までやる?そのあとはなにする?」
です。
子どもに考えさせて、引き出しましよう。
宿題が残っていて、なんとも思ってない場合は
「お母さんがっかり、頑張ってほしいっていつも思ってるよ」
と声をかけてあげましょう。
子どもはそこで気がつくはずです。
大好きなお母さんを心配させてしまった。
まずいな、頑張ろう。って思ってくれるはずです。
そう信じましょう。
自分の子どもを信じてあげることが、あなたも信じてもらえることになります。
信じあえれば、きっともう、感情的に怒るようなことも少なくなると思います。
子どもが理解しがたいことを何かしたとしても、
「きっとあの子なりのなにか理由がある」
そんな風に思えたら素敵だなと思います。
ぜひ、子どもとのコミュニケーションを楽しんでみてください。
応援しております。